国内FXと海外FXの違い_アイキャッチ画像

 

国内FXと海外FXには異なった特徴があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。その中でも、トレードをする上でとくに重視したいのが以下のポイントではないでしょうか。

 

国内FXと海外FXの大きな違い
  • レバレッジ(証拠金率)
  • スプレッド
  • 取引方式
  • 追証(追加証拠金)
  • ゼロカットシステム

 

以上の5項目において、国内FXと海外FXでは重要な違いを持つ制度を取り入れています。そしてこの制度の違いを理解しているかいないかで、今後の利益にも大きく影響する場合があるのです。

というわけで、この記事では以上の5項目における国内FXと海外FXの違いや、それぞれのメリット・デメリットを解説します。初心者の方にも分かりやすく、FXでトレードするにあたり踏まえておくべき重要なポイントを解説しますので、ぜひご覧下さい。

 

1.レバレッジ

レバレッジとは、利益率を高める仕組みことを意味します。

例えば、今ある自己資金にレバレッジを掛けると、掛けた倍率の資金で取引が出来るようになります(例:1万円の資金に25倍のレバレッジを掛けると、25万円の運用が可能となる)。

簡単に言えば、少ない資金でより効率良く外貨を運用しよう、という仕組みです。

 

国内FX業者は最大レバレッジが25倍と低い

国内FXの場合、やはり気になるのがレバレッジの低さです。国内の業者は金融庁により最大レバレッジが一律25倍に制限されています。この制限により、国内FXでは少ない投資金で大きな利益を上げることが難しくなりました。

小額の資金を効率良く運用したい人や、ハイリスク・ハイリターンを好む中級者以上のトレーナーにとっては、やはり25倍を超えるレバレッジの方が有利に働く場合が多いのです。

中級者以上のトレーダーが効率良くトレードするという点においては、レバレッジの範囲が広ければ広いほど有利になることは間違いないでしょう。

ただし、レバレッジが高ければ高いほど良いというわけではなく、FX初心者はむしろレバレッジが低い方が安全とも言われています。

 

海外FX業者のレバレッジは「平均500倍」と高めの設定

海外FXの場合、平均レバレッジが500倍ほどに設定されており、最大888倍まで設定可能なFX業者も存在します。これを「ハイレバ(ハイレバレッジ)」と呼びます。

例えば、レバレッジが500倍の場合、1万円の資金で500万円を運用することが可能になるというわけです。まさに一攫千金!

株式投資や国内FXではある程度まとまった資金がないとこのような派手な運用は不可能ですが、海外FXでは一攫千金のチャンスを掴める可能性が大いにあるということになります。

俗に言う「スーパーニートの億トレーダー」なんかは、まさに海外FXで一攫千金をモノにした例です。夢がありますね。

 

FXジャイアンツのレバレッジは最大1000倍

ちなみにFXジャイアンツでは、レギュラー口座のレバレッジが最大1000倍、ゼロスプレッド口座のレバレッジが最大500倍まで設定可能となっています。海外FX業者の中でも飛び抜けて高いことが分かります。

 

海外FXのレバレッジのメリット・デメリット

デメリット

デメリットとしては「ハイリスク」であることが挙げられます。もちろん一攫千金のハイリターンを望めますが、レバレッジは高ければ高いほど誰にでも有利というわけではありません。

初心者がいきなり500倍のレバレッジを利かせてトレードしようと思っても、それは完全にリスクです。一瞬にして大金を損失するリスクがあるので、初心者は低いレバレッジから始めましょう。

メリット

海外FXのレバレッジのメリットは、「500倍のレバレッジでトレードが出来ること」それ自体ではなく、「0~1000倍ほど範囲の中から自分でレバレッジを選択出来ること」ではないでしょうか。

海外FX業者を利用しているからと言って強制的にハイレバを利かせなくてはいけないというわけではなく、広い範囲の中から自分にとって有利に働くレバレッジを決められるというのが何よりのメリットであると思います。

とは言え、ある程度経験を積んだ中級者以上のトレーダーであれば500~1000倍のハイレバが有利に働くのも事実でしょう。「小額の資金で効率良くトレードが出来る」、つまり”一攫千金のチャンス”があることも魅力的です。

国内FXではまとまった資金がないと運用出来ないような派手な額でも、海外FXでなら少額の資金で運用することが可能となります。

 

2.スプレッド

スプレッドとは、買値と売値の差額を意味します。スプレッドはFX業者の利益となる部分なので、トレーダーからしたらただのコストです。なので、トレーダーにとってはスプレッドの差は狭ければ狭いほど有利とされています。

 

国内FX業者のスプレッドは世界一狭い

国内FXの一番の売りは、何と言ってもスプレッドの狭さでしょう。なんと日本は世界一スプレッドが狭いとされています。トレーダーからしたらスプレッドはただのコストなので、国内FXのスプレッド環境はこの上ありません。

ただし、国内FXのスプレッドの狭さには秘密があります。スプレッドを狭く設定出来る理由として、取引方式の特長が大きく関係しているのです。これに関しては「取引方式」の項目で説明します。

 

海外FX業者のスプレッドも狭くなりつつある

国内FXのスプレッドが異常に狭いため、最近では日本人のスプレッド意識を重視し、低スプレッドを採用する海外FX業者が増えました。とは言え、やはり国内FXのスプレッドの狭さは世界一なので、あまり比にならないというのが正直なところ…。

しかし、今後ますます海外FXもスプレッドの改善に注力していくと予想されますので、こればかりは気長に待つしかないでしょう。

 

海外FXのスプレッドのメリット・デメリット

デメリット

海外FXのスプレッドのデメリットに関しては「国内FXのスプレッドに比べたら多少劣る」というだけであって、海外FXのスプレッド自体に何かデメリットがあるというわけではありません。世界標準で見ると、国内FXのスプレッドがズバ抜けて狭いだけの話なんです。

ここ数年は海外FXのスプレッドも劇的に狭くなってきているので、海外FXを利用するにあたってスプレッド面で何か損をするということはないでしょう。

そして、必ずしも「スプレッドが狭い=優良業者」というわけではないということも抑えておきたいポイントです。

メリット

海外FXの場合、スプレッドが広い代わりに「売買手数料無料」や「取引手数料無料」、また「豪華なボーナス贈呈」などのサービスを提供している業者がほとんどです。

一方、国内FXの場合はスプレッドが狭い代わりに別途で手数料を引かれたり、受け取れるボーナスが無かったりする場合があります。なので、正直スプレッドの狭さだけでメリット・デメリットを判断するのは難しいです。

国内FXにも海外FXにも異なった特徴があるので、スプレッドだけで良い業者・悪い業者を判断するのではなく、様々な視点から総合的に見極めることが大切です。

 

3.取引方式

取引方式とは、FXの発注方法の違いを意味します。

国内FXは「DD(OTC)方式」なのに対し、海外FXのほとんどが「NDD方式」を採用。違いは「トレーダーとインターバンクの間にFX業者が介入するかしないか」という部分で、両者の方式には大きく異なった特徴があります。とくに国内FXのDD方式では取引に関してやや不透明な部分があります。

 

国内FX業者は「DD(OTC)方式」が収益源

DD(ディーリングデスク)方式」とは、トレーダーとインターバンクの間にFX業者に常駐するプロのディーラーが介入する方式です。この方式では、個人投資家の注文を一旦全てFX業者が決済し、インターバンクに流すか、他の注文と相殺するかを決めています。

というのも、DD方式ではトレーダーの注文をすぐにインターバンクに流すかどうかを、FX業者の一存で決めることが出来るのです。なので、トレーダーの手元では注文が成立しているように見えても、実際にインターバンクに注文が流れたかどうかは分からない仕組みになっています。

そのため、DD方式ではトレーダーとFX業者の利益が相反する可能性があり、要するに「トレーダーが損をした部分がFX業者の利益になることがある」というわけです。

ここから「DD方式を採用している国内FX業者が超低スプレッドでも驚くほど儲けている仕組み」について大切なことを教えますよ。

FX市場ではトレーダーの90%が負けると言われています。しかも、負けるトレーダーのほとんどがFX歴1年目の初心者。国内FX業者は「トレーダーのほとんどは負ける」という統計データを知った上で、世界一とも言われる低スプレッドを採用し、DD方式で取引きを行っているわけです。つまり、国内FX業者はトレーダーの特性を知り、世界一の低スプレッドでトレーダーを惹きつけ、自分たちが儲けるためにあえてDD方式を採用しているのです。

トレーダーとインターバンクの間にいるプロのディーラーは残り10%の勝てるトレーダーに便乗すれば良いだけなので、あっという間に儲かりますよね。こうして、DD方式を採用している国内FX業者は超低スプレッドでもトレーダーの負け分によって大儲け出来る仕組みになっているのです。

DD方式では、この取引内容の不透明さが度々指摘されています。

 

海外FX業者は「NDD方式」で取引きの公平性と透明性を実現

NDD(ノンディーリングデスク)方式」では、FX業者(プロのディーラー)が介入することなくトレーダーの注文がインターバンクに直結する方式となっています。

FX業者の利益分は予めスプレッドに含まれているか取引手数料としてあるので、DD方式に比べて公平性と透明性のある取引きが出来ます。

NDD方式はさらに2つの方式に分けることが出来ます。

STP方式

STP(ストレート・スルー・プロセス)方式」では、スプレッドにFX業者の利益分が含まれる仕組みとなっています。そのためスプレッドが広めですが、手数料が無料です。

ECN方式

ECN(エレクトリック・コミュニケーションズ・ネットワーク)方式」では、トレーダーの注文が直接インターバンクに流れ、参加者同士の注文がマッチングされるのが特徴の仕組みです。スプレッドは狭いですが、別途でFX業者の利益として手数料が発生します。

 

海外FXの取引方式のメリット・デメリット

デメリット

やはりデメリットと言えば「スプレッドが広い」ことでしょうか。しかし、NDD方式のFX業者には収入減がスプレッドしかないので、この部分に関しては仕方ないとも言えます。

NDD方式を採用している場合にはトレーダーの損失をFX業者の利益にすることがないので、スプレッドを広めに取るしかないのです。これをメリットと取るかデメリットと取るかは、トレーダー個人の判断でしょう。

メリット

NDD方式の最大のメリットは「取引の透明性が高い」ということですね。トレーダーの注文はディーラーの介入を受けずに直接インターバンクに流れますので、ディーラーがトレーダーに不利な行為を行うことは出来ません。

その分、「ゼロカットシステム」や「スキャルピング」「EA」など、トレーダーにとって有利となる環境を積極的に提供することによって、多くのトレーダーを集めています。

 

4.追証(追加証拠金)

追証とは、既定の証拠金維持率を下回ってしまった場合や口座残高を超える損失となってしまった場合に発生する、事実上の「借金」を意味します。急な相場の変動などで口座残高を超えるマイナスとなってしまった場合、一旦はFX業者で損失分を肩代わりしますが、いずれトレーダーに全額請求されることになります。事実上、トレーダーがFX会社に対して借金を抱えている状態になるというわけです。

 

海外FX業者では追証のリスクなし

海外FXの場合、追証のリスクを回避するために「ゼロカットシステム」が採用されています。そのため、海外FXでは追証によって多額の借金を背負うリスクがありません。

これについては次の項目で詳しく解説します。ゼロカットシステムは海外FX最大のメリットとも言える措置なので、後ほどよく理解してみて下さい。

 

国内FX業者では追証によって多額の借金を負う可能性がある

国内FXで最も厄介なのがこの「追証」であるといっても過言ではないかもしれません。トレーダーにとってデメリットしかありません。

急な相場の変動などで口座残高を上回る損失となってしまった場合、トレーダーはマイナスとなっている口座に「追加証拠金(追証)」を支払う必要が発生します。

追証は一旦FX業者が肩代わりするものの、FX業者への「借金」扱いとなってトレーダーに返済義務が発生します。

 

追証のメリット・デメリット

デメリット

先述しましたが、デメリットはやっぱり瞬にして多額の損失を背負うことでしょう。これはトレーダーがFX業者に対して借金を抱えているのと同じで、”一括返済”での返済義務が発生します。

もちろんFX業者はトレーダーの個人情報を全て把握しているので逃げることなど出来ません。期日までに一括返済が出来なければ督促状が発行され、資産の差し押さえなどが実行されます。

ネットなどで「一晩で〇千万円の損失」などが話題になりますが、これは全然有り得る話ということです。FXが理由でヤミ金に手を出した末に自殺…なんて話も聞きますが、追証での借金は本当に恐ろしいものがあります。

メリット

追証に関してはメリットはないですね。トレーダーにとってはリスク以外の何物でもありません。

 

追証は「強制ロスカット」だけでは免れない

ここで気になるのが国内FXによる「強制ロスカットではないでしょうか?国内のFX業者には、証拠金維持率が一定以下になったら強制的にポジションを決済する「強制ロスカット」というシステムがあります。

強制的にロスカットされるなら追証なんてこわくないじゃん!と思うかもしれませんが、実際には強制ロスカットが正常に働かないパターンがあり、これによって追証が発生してしまうのです。

 

強制ロスカットが実行されないパターン
  • FX業者の休業日(土日など)
  • 一瞬の急暴落でFX業者の注文処理が追い付かなくなった時

 

つまり、強制ロスカットが実行されるのはFX業者が営業している曜日で、尚且つシステムが正常に稼働している時だけということになります。

ということは、金曜日の営業後から月曜日の営業開始までに急な相場の変動があって口座残高がマイナスとなった場合には追証が発生するのです。

また、僕が経験した「スイス・フランスショック」のような瞬間的暴落の際には、FX業者のシステムに負荷がかかるため決済注文処理が追い付かなくなります。この場合にも追証が発生します。強制ロスカットというシステムがあっても、追証が発生する可能性は十分にあるということです。

 

5.ゼロカットシステム

ゼロカットシステムとは、急な相場の変動によってマイナスとなった口座残高をゼロに戻す仕組みです。口座残高よりも損失が大きくなってしまった場合にはFX業者が損失分を補填し、それをトレーダーが返済する義務も発生しません。

要するに、ゼロカットシステムを導入している海外FX業者では口座残高がゼロ以上のマイナスになることがありません。ゼロカットシステムは海外FXではメジャーですが、国内FXでは一社も導入していません。

 

海外FX業者ではゼロカットシステムで損失のリスクを回避出来る

海外FXでは、ゼロカットシステムにより多額の借金を背負うというリスクを回避することが出来ます。なぜなら、急な相場の変動によって口座残高が一時的にマイナスになったとしても、FX業者が損失分を補填してゼロに戻してくれるから。

どんなに損失したとしても、口座残高以上の額を失うことはありません。そのため、「FXで借金を抱えて人生オワタ」という状況になるリスクを回避することが出来るのです。

一見、メリットばかりが大きくてデメリットが気になるところですが、ゼロカットシステムはトレーダーにどんどん大きな取引をしてもらうことが目的のポジティブな措置であるため、デメリットが全く存在しません。

海外FXではNDD方式を採用しているため、FX業者の利益は外貨の売買で発生するスプレッドとなります。つまり、トレーダーが大きな取引をすればするほど業者も儲かるので、win-winの関係というわけです。

 

国内FX業者ではゼロカットシステムは導入されていない

国内FXではゼロカットシステムを導入していません。そのため、急な相場の変化で口座残高がマイナスになった場合、追証によってトレーダー本人が借金を抱えることになります。

ではなぜ導入しないのかというと、FX業者の利益が少なくなってしまうからです。国内FXはスプレッドが狭いので、ゼロカットシステムによってトレーダーの損失を補填していたら収入源が無くなって会社として成り立たなくなってしまいます。

その代わり、国内FXでは「ロスカットシステム」を導入することが義務付けられていますが、このロスカットシステムはFX業者が営業している曜日・時間帯にしか稼働しません。

週末の終値と月曜日の始値が大きく開いてしまった場合にはロスカットシステムは稼働しないので、追証が発生してしまいます。

 

海外FXのゼロカットシステムのメリット・デメリット

デメリット

ゼロカットシステムにデメリットはありません!ゼロカットシステムはトレーダーに大きな取引をしてもらうことを目的としたシステムです。

FX業者はそこで行われた取引(スプレッド)によって利益を上げているので、ユーザーにとってデメリットとなるシステムにはしないでしょう。

メリット

やはり「多額の借金を背負うリスクがない」ことでしょう。瞬間的にどれだけ大きな損失を被ったとしても口座残高がゼロ以下になることはないので、トレーダーにとってはやはり安心材料になるはずです。

 

まとめ

国内FX 海外FX
レバレッジ 低い(MAX25倍) 高い(平均500倍)
スプレッド 世界一狭い 広い
取引方式 DD方式 NDD方式
追証 あり なし
ゼロカットシステム なし あり

 

FXトレードで重要となる5項目において、国内FXと海外FXの違いやメリット・デメリットを解説しました。こうして改めて見てみると、私個人としてはやっぱり海外FXの方が強いなぁと感じます。もちろん両者ともメリット・デメリットが存在するわけですが、国内FXはハイリスク(追証など)に対して得られるメリットが小さすぎると思うんですよね。

どちらの業者を利用するかはトレーダー本人のスタイルなども考慮して決めることだとは思いますが、私個人としては圧倒的に海外FXがおすすめですね。

取引に透明性があってトレーダーに対して前向きなシステムをたくさん導入してくれているので、「リスクを最小限に減らして、透明性のある取引がしたい!」という方はぜひ海外FXの利用を検討してみて下さい。