
FXジャイアンツでは“業界最高基準のスプレッド”を強みとしています。確かに、他の海外FX業者と比べてみたところ、FXジャイアンツは低スプレッドであることが分かりました。
ただし、海外FXの性質として国内FXと比べるとどうしてもスプレッドが広くなってしまう傾向にあります。この記事を読んでいる人の中には「スプレッドは狭ければ狭い方が良い」と思っている方も少なくないのではないでしょうか。
ここで今一度認識してほしいのですが、実は海外FXはスプレッドが広い分、恩恵もたくさんあるのです。
そこでこの記事では、FXジャイアンツと他社のスプレッドを表にして比べてみました。また、海外FXのスプレッドが広くなってしまう理由や、スプレッドが広いことで得られるメリットについても解説しますので、ぜひご覧下さい。
- FXジャイアンツのスプレッドについて知りたい
- 他社とのスプレッドの違いを知りたい
- スプレッドの仕組み、メリット・デメリットを知りたい
上記に当てはまる方はぜひ参考にして下さい。
また、スプレッド以外の部分で国内FX業者と海外FX業者の違いを知りたいという方はこちらの記事もご覧下さい。
目次
FXにおける「スプレッド」とは?
「スプレッド」とは、為替取引における「買値と売値の差額」を意味します。スプレッドはFX業者の利益となる部分なので、間接的に払う手数料と考えるべきであり、トレーダーからしたらただのコストとなります。
トレーダーにとってはスプレッドが広いほど損失とされて、スプレッドの差は狭ければ狭いほど有利とされています。
FXジャイアンツのメジャー通貨ペアのスプレッド一覧表
最小スプレッドと平均スプレッド
通貨ペア | 最小スプレッド | 平均スプレッド |
米ドル / 円 (USD / JPY) |
0.40 | 0.90 |
ユーロ / 米ドル (EUR / USD) |
0.70 | 1.20 |
ユーロ / 円 (EUR / JPY) |
1.10 | 2.30 |
英ポンド / 円 (GBP / JPY) |
4.00 | 4.50 |
英ポンド / 米ドル (GBP / USD) |
0.80 | 1.30 |
豪ドル / 円 (AUD / JPY) |
4.00 | 4.10 |
豪ドル / 米ドル (AUD / USD) |
1.00 | 1.20 |
NZドル / 米ドル (NZD / USD) |
2.80 | 2.80 |
NZドル / 円 (NZD / JPY) |
4.00 | 4.00 |
レギュラー口座とゼロスプレッド口座のスプレッド
通貨ペア | レギュラー口座 | ゼロスプレッド口座 |
米ドル / 円 (USD / JPY) |
1.60 | 0.12 |
ユーロ / 米ドル (EUR / USD) |
1.70 | 0.09 |
ユーロ / 円 (EUR / JPY) |
2.10 | 0.24 |
英ポンド / 円 (GBP / JPY) |
4.50 | 0.67 |
英ポンド / 米ドル (GBP / USD) |
2.20 | 0.38 |
豪ドル / 円 (AUD / JPY) |
4.20 | 0.25 |
豪ドル / 米ドル (AUD / USD) |
1.80 | 0.16 |
NZドル / 米ドル (NZD / USD) |
2.70 | 0.32 |
NZドル / 円 (NZD / JPY) |
4.00 | 0.30 |
FXジャイアンツと大手2社のメジャー通貨ペアの平均スプレッド比較
通貨ペア | FXジャイアンツ | XM | TitanFX |
米ドル / 円 (USD / JPY) |
0.90 | 1.80 | 1.33 |
ユーロ / 米ドル (EUR / USD) |
1.20 | 1.70 | 1.20 |
ユーロ / 円 (EUR / JPY) |
2.30 | 2.60 | 1.70 |
英ポンド / 円 (GBP / JPY) |
4.50 | 3.80 | 2.45 |
英ポンド / 米ドル (GBP / USD) |
1.30 | 2.30 | 1.57 |
豪ドル / 円 (AUD / JPY) |
4.10 | 3.00 | 2.12 |
豪ドル / 米ドル (AUD / USD) |
1.20 | 1.80 | 1.52 |
NZドル / 米ドル (NZD / USD) |
2.80 | 1.80 | 1.86 |
NZドル / 円 (NZD / JPY) |
4.00 | 2.50 | 2.62 |
FXジャイアンツと国内FX業者のスプレッド比較
通貨ペア | FXジャイアンツ | GMOクリック証券 | 外為どっとコム |
米ドル / 円 (USD / JPY) |
0.90 | 0.30 | 0.30 |
ユーロ / 米ドル (EUR / USD) |
1.20 | 0.40 | 0.40 |
ユーロ / 円 (EUR / JPY) |
2.30 | 0.50 | 0.50 |
英ポンド / 円 (GBP / JPY) |
4.50 | 1.00 | 1.00 |
英ポンド / 米ドル (GBP / USD) |
1.30 | 1.00 | 1.00 |
豪ドル / 円 (AUD / JPY) |
4.10 | 0.70 | 0.70 |
豪ドル / 米ドル (AUD / USD) |
1.20 | 0.90 | 0.90 |
NZドル / 米ドル (NZD / USD) |
2.80 | 1.60 | 1.60 |
NZドル / 円 (NZD / JPY) |
4.00 | 1.20 | 1.20 |
さすが国内FX業者はスプレッドが狭いですね。国内FXでは業者同士によるスプレッドの差はほとんどありません。あったとしても0.1~0.2銭差程度でしょう。
今回比較した人気業者の「GMOクリック証券」と「外為どっどコム」では全く差がありませんでした(2019年10月現在)。
FXジャイアンツのスプレッドは比較的「狭い」
他社と比較してみても、FXジャイアンツのスプレッドは狭いことが分かります。とは言え、そこまで大差はないように感じるレベルではないでしょうか。
ただ、やはりどうしても国内FX業者と比べると広く感じてしまいますね。国内FX業者のスプレッドは異常に狭いため、最近では日本人のスプレッド意識を重視し、低スプレッドを採用する海外FX業者が増えました。
ですが、国内FXのスプレッドの狭さは世界一なので、あまり比較対象にならないというのが正直なところでもあります。
様々な面を総合的に見てみると、一概に「スプレッドが広い=損」とは言えないのが実情であり、やはりそれぞれにメリット・デメリットが存在します。
その辺りについては次の項目で解説します。
スプレッドの狭さでFX業者の善し悪しを判断するのは危険
海外FX業者はスプレッドが広い代わりに取引の透明性を確保
海外FX業者が採用している「NDD(ノンディーリングデスク)方式」では、プロのディーラーが介入することなくトレーダーの注文がインターバンクに直結する方式となっています。
FX業者の利益分は予め取引手数料としてスプレッドに含まれているので、国内FX業者が採用しているDD方式に比べて公平性と透明性のある取引きが出来ます。
NDD方式はさらに2つの方式に分けることが出来ます。
STP方式
「STP(ストレート・スルー・プロセス)方式」では、スプレッドにFX業者の利益分が含まれる仕組みとなっています。
そのためスプレッドが広めですが、手数料が無料です。
ECN方式
「ECN(エレクトリック・コミュニケーションズ・ネットワーク)方式」では、トレーダーの注文が直接インターバンクに流れ、参加者同士の注文がマッチングされるのが特徴の仕組みです。
スプレッドは狭いですが、別途でFX業者の利益として手数料が発生します。
国内FX業者のスプレッドが狭いのには理由がある
国内FX業者が採用している「DD(ディーリングデスク)方式」は、トレーダーとインターバンクの間にFX業者に常駐するプロのディーラーが介入する方式です。この方式では、個人投資家の注文を一旦全てFX業者が決済し、インターバンクに流すか、他の注文と相殺するかを決めています。
というのも、DD方式ではトレーダーの注文をすぐにインターバンクに流すかどうかを、FX業者の一存で決めることが出来るのです。
なので、トレーダーの手元では注文が成立しているように見えても実際にインターバンクに注文が流れたかどうかは分からない仕組みになっています。
そのため、DD方式ではトレーダーとFX業者の利益が相反する可能性があり、要するに「トレーダーが損をした部分がFX業者の利益になることがある」というわけです。
ここから「DD方式を採用している国内FX業者が超低スプレッドでも驚くほど儲けている仕組み」について大切なことを解説します。
FX市場ではトレーダーの90%が負けると言われています。これは誰もが知っている周知の事実ですね。
しかも、負けるトレーダーのほとんどがFX歴1年目の初心者なんです。
国内FX業者は「トレーダーのほとんどは負ける」という統計データを知った上で、世界一とも言われる「低スプレッド」を採用し、DD方式で取引きを行っているわけです。
つまりですよ、国内FX業者はトレーダーの特性を知り、世界一の低スプレッドでトレーダーを惹きつけ、自分たちが儲けるためにあえてDD方式を採用しているということ。
トレーダーとインターバンクの間にいるプロのディーラーは残り10%の勝てるトレーダーに便乗すれば良いだけなので、あっという間に儲かります。こうして、DD方式を採用している国内FX業者は超低スプレッドでもトレーダーの負け分によって大儲け出来る仕組みになっているのです。
DD方式では、この取引内容の不透明さが度々指摘されています。
海外FX業者、およびFXジャイアンツにはメリットたくさん
海外FXの場合、スプレッドが広い代わりに「売買手数料無料」や「取引手数料無料」、また「豪華なボーナス贈呈」などのサービスを提供している業者がほとんどです。
また、FXジャイアンツにおいてもメリットがたくさんあります。
- どんなに損失が発生しても追証がない「ゼロカットシステム」を採用
- 少ない資金でも効率良く取引出来る最大レバレッジ1000倍
これらのメリットはスプレッドが広いからこそ実現出来るシステムです。
一方、国内FXの場合はスプレッドが狭い代わりに別途で手数料を引かれたり、受け取れるボーナスが無かったりする場合があります。そういった部分を考慮すると、正直スプレッドの狭さだけで善し悪しを判断するのは難しいです。
国内FXにも海外FXにも異なった特徴があるので、スプレッドだけで良い業者・悪い業者を判断するのではなく、様々な視点から総合的に見極めることが大切です。
まとめ:スプレッドを気にしすぎず、総合的に善し悪しを判断しよう
国内FXにも海外FXにもそれぞれメリット・デメリットがあります。国内FX業者はスプレッドが狭い代わりにその他の部分で手数料が引かれたり、取引に関して不透明な部分があるというデメリットがあります。
一方、海外FX業者は、スプレッドが広くて変動的であるというデメリットがあります。しかしそのデメリットは突き詰めるとメリットにもなり得るのです。
「スプレッドが広い=損」ではないということや、海外FX業者のスプレッドが広い傾向にある理由を理解し、色々な面を考慮しつつ総合的に判断することが大切です。